検索・AI表示Long-tail keyword・具体的な検索語句
ロングテールキーワード
ロングテールキーワードとは、複数の単語を組み合わせた具体的な検索キーワードで、検索する人は少ないものの、目的がはっきりしている検索キーワードです。
「洋服屋」を探しているお客様より、「弘大 大きいサイズ メンズシャツ」を探しているお客様のほうが、実際にお店に入ってくる確率が高いのと同じです。
もう少し詳しく
「江南 美容室」のような短い検索キーワードは検索する人が多い反面、競争も非常に激しくなります。小さなお店が上位に表示されるのは難しいです。
「江南駅 メンズ ダウンパーマ 上手な店 週末」のような長い検索キーワードは、検索する人が少ないかわりに競争がゆるやかで、検索したお客様がすでに心を決めていることが多いです。
AIへの質問も、ほとんどが長くて具体的です。ロングテールの質問に答える文章は、検索とAIの回答の両方に役立ちます。
ロングテールキーワードという名前の由来は?
検索キーワードを検索数の多い順に並べてグラフにすると、よく検索される少数の短いキーワードの後ろに、少しずつ検索されるキーワードが長いしっぽのように続きます。その長いしっぽ(long tail)の部分にあるキーワードなので、ロングテールキーワードと呼ばれます。
しっぽの1つひとつは小さくても、すべて合わせると頭の部分より大きくなりうる、というのがこの言葉の核心です。ネット通販を説明していた「ロングテール」の考え方を、そのまま検索キーワードに当てはめたものです。
お店の立場で見ると、1日に数回しか検索されないキーワードが数十個集まって、安定したお客様の流れになりうるということです。大手がいちいち手をつけない隙間なので、小さなお店が入り込む余地が生まれます。
検索キーワードの大部分は、このしっぽ側にあります。お客様ごとに事情や条件が違うため、同じものを探していても、検索窓に入力する言葉は人の数だけ多様になるからです。
短いキーワードとロングテールキーワードの違いは?
短いキーワードは検索する人が多く目的が幅広い一方、ロングテールキーワードは検索する人が少なく目的が絞られています。その間に、地域や業種が付いた中間段階の検索キーワードがあります。
小さなお店なら、中間段階とロングテールの検索キーワードを中心に狙うのが現実的です。短いキーワードは、大手・プラットフォーム・地図枠が上位を占めていることが多いからです。
ロングテールキーワードは、必ずしも長い必要はありません。「大型犬同伴カフェ」のように単語数が少なくても、条件がはっきりしていて検索する人が少なければ、ロングテールに近いといえます。
中間キーワードとロングテールキーワードは組み合わせて使います。トップページは「聖水洞 カフェ」のような中間キーワードを担当し、よくある質問とブログ記事がロングテールの質問を1つずつ受け止める構成が、小さなお店によく合います。
表は横にスワイプして見られます
| 区分 | 検索キーワードの例 | 検索する人 | 競合 | お客様の気持ち |
|---|---|---|---|---|
| 短いキーワード | 「カフェ」 | とても多い | 非常に激しい | まだ漠然としている |
| 中間キーワード | 「聖水洞 カフェ」 | 多い | 激しい | 地域は決まった |
| ロングテールキーワード | 「聖水洞 大型犬同伴OK カフェ 駐車場」 | 少ない | ゆるやか | 条件まで決まった |
ロングテールキーワードはどうやって探す?
ロングテールキーワードは、ツールよりもお客様の実際の言葉から見つかりやすいです。検索数が少なすぎてキーワードツールに数字が出ないことも多いですが、だからといって誰も検索していないわけではありません。
見つけた検索キーワードのうち、自分のお店が実際に満たせる条件だけを残します。たとえば駐車場のないカフェなら、「駐車場」というキーワードの代わりに「地下鉄駅から徒歩3分」のように自店の強みを込めた質問に置き換えて答えるのがおすすめです。
見つけた検索キーワードは、似たものどうしでまとめます。「駐車できますか」「車で行っても大丈夫?」「近くの公営駐車場」は結局1つの質問なので、1か所で答えれば十分です。
- 01電話・DM・予約メモから、お客様が付け加えた条件(時間、人数、子ども連れ、駐車場、価格帯)を集めます。
- 02ネイバー・Googleの口コミから、お客様が自分で書いた表現を書き写します。
- 03検索窓に短いキーワードを入力して、オートコンプリートで続く長いフレーズを確認します。
- 04Google検索結果の「関連する質問」ボックスと、下部の関連検索ワードを確認します。
- 05公開後は、Search Consoleの検索キーワード一覧から、表示回数は少なくても単語が4つ以上ある検索キーワードを選びます。
- 06似た検索キーワードをまとめて、「1つの質問=答えは1か所」に整理します。
ロングテールキーワードで記事はどう書けばいい?
ロングテールキーワードで書く記事は、検索キーワードを質問形のタイトルにして、最初の1文ですぐに答える構成がおすすめです。お客様は条件のはっきりした質問をしているので、条件ごとに合うかどうかをはっきり書けば大丈夫です。
たとえば陶芸工房が「雨の週末 子どもと 陶芸体験」に答えるなら、屋内のレッスンか、何歳から参加できるか、子どもと親が一緒で何分かかるか、完成品はいつ受け取れるかを順番に書きます。最後には、そのレッスンの予約ボタンをすぐにつなげます。
質問が短く済むならよくある質問に、説明することが多ければブログ記事にまとめます。どちらの場合も、料金・時間・場所のように変わりうる情報は1つのページで管理してリンクでつなぐと、修正するときに楽です。
- タイトル:お客様の質問そのまま(「雨の週末、子どもと陶芸体験はできますか?」)
- 最初の1文:結論から(「はい、屋内のレッスンなので雨でもそのまま開催します。」)
- 本文:年齢・人数・所要時間・料金・完成品の受け取り日を条件ごとに
- 締めくくり:そのレッスンの予約ボタンとアクセス案内
AI検索が増えて、ロングテールキーワードはもっと重要になった?
はい。AIへの質問はほとんどが条件をいくつも付けた長い文章なので、ロングテールキーワードと同じ形をしています。「今週の土曜の午後に2人で行ける指輪工房」のように、検索窓にはあまり入力しなかった言葉を、AIにはそのまま聞くのです。
こうした質問に答えるには、AIも条件1つひとつに合う情報を探さなければなりません。そのため、人数・時間・料金・予約方法を具体的に書いてあるホームページは、AIの回答の材料として使われやすくなります。
音声検索も似ています。話しかけて質問するときは「近くで今開いている花屋ある?」のように自然な文章を使うので、文章の形の質問に答える記事は活躍の場が広がります。
ただし、AIへの質問は検索ツールに記録が残らないため、どんな質問がされているのかを正確に知るのは困難です。だからこそ、お客様から直接聞く質問が、今でもいちばんの材料です。
ロングテールキーワード対策で気をつけることは?
検索キーワードごとにほぼ同じページを量産するのは避けましょう。Googleのスパムポリシーは、地域名だけを変えた似たページを複数作って検索を狙うやり方や、人の役に立たない記事を大量に作るやり方を禁止しています。
ロングテールの記事も、結局はお客様の役に立つものでなければなりません。実際に受けた質問、実際に提供しているサービスについてだけ書けば、こうした問題は自然に避けられます。
効果を見るときも、キーワード1つの数字よりグループ全体を見ます。ロングテールのキーワードは1つひとつの表示回数が小さいので、同じテーマのページ全体のクリック合計が増えたかどうかで判断するのが正確です。
- 「望遠洞・合井洞・上水洞 花屋」のように、地域名だけを変えたページを複数作る
- 実際には提供していないサービス(例:駐車できないのに「駐車場」キーワード)で記事を書く
- 同じ質問に、ブログ・よくある質問・サービスページでそれぞれ違う内容で答える
- 検索数が出ないからといって、お客様からよく聞かれる質問を捨てる
たとえば
- カフェ:「聖水洞 カフェ」ではなく「聖水洞 子連れにおすすめ ブランチカフェ 駐車場」に答える案内を作ります。
- 工房:「陶芸工房」ではなく「週末 カップル 陶芸 ワンデークラス 2人」。
これだけは確認してください
- お店ならではの特徴(駐車場・1:1・子連れOK・遅い時間)を書き出してみたか
- その特徴に答える文章やページがあるか
うちのお店には?
競争の激しい地域・業種の小さなお店ほど、効果が大きくなります。
ISSYMOでは
「保守管理+検索・AI成長」では、お客様が実際に検索する質問に答える記事を、毎月2本書いたり改善したりします。
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参考にした資料
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