検索・AI表示Structured Data・スキーマ・JSON-LD
構造化データ
構造化データとは、店名・住所・営業時間・価格といった情報を、検索エンジンやAIがすぐに理解できるよう決まった形式で書いておくものです。
人が読むメニュー表の横に、機械が読み取るバーコードを貼っておくようなものです。
もう少し詳しく
お客様の目には見えませんが、検索エンジンが「これは住所、これは営業時間」と正確に理解できるようにします。
お店なら、店舗情報(LocalBusiness)、メニューやサービス、よくある質問といった形式がよく使われます。schema.orgという共通のルールに従います。
構造化データに書く内容は、画面に表示されている内容と一致している必要があります。画面にない星評価や価格を書くと、かえってペナルティを受けることがあります。
構造化データはどんな形で入れる?
構造化データは、通常JSON-LDという形式でページのコードの中に入れます。JSON-LDは「名前:ポムナル花屋」「電話:02-…」のように項目と値をペアにして書く方式なので、画面のデザインとは別に管理できます。
GoogleはJSON-LD、microdata、RDFaの3つの形式をすべて読み取り、設定上可能であればJSON-LDを使うよう推奨しています。どの項目を使うかはschema.orgという共通の語彙辞書で決まっているので、複数の検索サービスが同じ意味で読み取れます。
カフェなら、お店の種類(CafeOrCoffeeShop)、住所、営業時間(openingHoursSpecification)、電話番号、メニューページ(hasMenu)といった項目を書きます。お客様の目に見える画面はそのままにして、同じ情報を機械が読める形式でもう一度書いておくイメージです。
お店にはどんな構造化データを入れればいい?
まず押さえたいのは、お店そのものを説明するLocalBusinessです。schema.orgには飲食店(Restaurant)、美容室(BeautySalon)、歯科(Dentist)のように業種別の下位タイプがあるので、いちばん近いタイプを選びます。
すべてのタイプを入れる必要はありません。商品を販売していないお店がProductを入れたり、終わったイベントのEventをそのまま残したりすると、かえって情報が食い違ってしまいます。実際のページにある内容に合ったタイプだけを選ぶのが原則です。
オンライン販売もしているお店なら、商品ページごとにProductと価格情報を入れます。このとき価格・在庫が実際の注文画面と違うとお客様が混乱し、ガイドラインにも反するため、商品情報を直せば一緒に変わる仕組みにしておくと安心です。
表は横にスワイプして見られます
| タイプ | 含める内容 | 向いているお店 |
|---|---|---|
| LocalBusinessと下位タイプ | 店名・住所・電話・営業時間・位置 | 店舗があるすべてのお店 |
| Organization | 会社名・ロゴ・公式SNSのアドレス | ブランド・法人・オンライン中心の事業 |
| Product · Offer | 商品名・価格・在庫 | オンラインで商品を販売するお店 |
| Event | イベント名・日付・場所 | クラス・公演・イベントを開くお店 |
| BreadcrumbList | ページがホームページ内のどのあたりにあるか | メニューが複数の階層に分かれたホームページ |
| FAQPage | 質問と回答のペア | よくある質問の画面があるお店 |
構造化データを入れると検索順位は上がる?
構造化データを入れたからといって、順位がすぐに上がるわけではありません。その役割は、検索エンジンが内容を正確に理解する手助けをし、星評価・価格などの情報が付いた拡張された検索結果(リッチリザルト)を表示する資格を得ることにあります。
リッチリザルトも、条件を満たせば必ず表示されるわけではありません。Googleはリッチリザルトの種類を減らしたり廃止したりすることもあり、2023年にはHowToの表示を廃止し、2025〜2026年には講座情報・特別なお知らせ・FAQなど、複数のリッチリザルトの表示を終了しました。
Googleは、AIによる概要・AIモードに表示されるために別途入れるべき構造化データはないと明言しています。それでも構造化データは、検索エンジンがお店の情報を取り違えないようにするための基本的な仕組みなので、正確に入れておくほうが有利です。
たとえば工房がクラスの日程をEventでマークアップしておけば、検索エンジンは日付・場所・料金を個別に把握できます。ただし、Google検索でイベント情報がどのように表示されるかは、その都度Googleが決めます。
構造化データが正しく入っているか確認する方法は?
確認には2つのツールを使います。Googleのリッチリザルト テストはGoogleが表示できるリッチリザルトの基準で、schema.orgの検証ツールは形式そのものが正しいかをチェックします。
検証でエラーがなくても、リッチリザルトがすぐに表示されるわけではありません。テストは「表示される資格がある」ことの確認にすぎず、実際に表示するかどうかは、Googleが検索キーワードや状況に応じて決めます。
- 01Googleのリッチリザルト テスト(search.google.com/test/rich-results)にページのアドレスを入力します。
- 02検出されたアイテムに、ローカルビジネス・商品などのタイプが表示されているか確認します。
- 03エラーは必ず修正し、警告は推奨項目が抜けているという意味なので、できるだけ埋めます。
- 04Googleのリッチリザルトの対象ではないタイプは、schema.orgの検証ツール(validator.schema.org)で形式のエラーがないか確認します。
- 05画面に載っている営業時間・電話番号と、検証結果に出た値が同じかどうかを目で照らし合わせます。
- 06数週間後にSearch Consoleで、Googleが実際に読み取った構造化データにエラーがないか改めて確認します。
構造化データでよくある失敗は?
いちばん多い失敗は、お店の情報が変わったのに、構造化データだけが古い情報のまま残っているケースです。画面の文言は直したのにコード内の営業時間がそのままだと、検索エンジンとAIはどちらの情報を信じればよいのか迷ってしまいます。
Googleは、構造化データのガイドラインに違反すると、手動による対策でリッチリザルトの資格を失う可能性があると案内しています。この対策は通常の検索順位には影響しないとされていますが、順位を上げる小手先の手段ではなく「画面の内容を正確に要約したもの」として扱えば、心配する必要はありません。
- すべてのページに同じ店舗情報だけを繰り返し入れ、ページごとに異なる内容(メニュー・商品・記事)はマークアップしていない
- 実際のお客様が書いていない口コミや星評価を記載している
- 終わったイベントや売り切れ商品の価格をそのまま残している
- 2つのプラグインが同じ情報を別々の内容で入れ、重複している
- 住所・電話番号の表記が地図サービスと異なっている
構造化データについて制作会社に何を聞けばいい?
「どのページにどのタイプを入れましたか?」を一覧でもらいましょう。トップページの店舗情報、メニュー・商品ページ、よくある質問ページのようにページごとに整理されていれば、あとで情報を直すときにも漏れなく対応できます。
また、管理画面でお店の情報を直したら構造化データも一緒に変わるかどうかも聞いてみてください。画面とコードが同じデータから作られていれば、片方だけが変わるミスは起こりません。
公開前に、リッチリザルト テストの画面を一緒に見せてもらうのもよいでしょう。エラーがないかをオーナー様が自分の目で確認でき、どんな情報が機械に伝わっているのかもひと目で分かります。
構造化データは、一度入れたら終わりという作業ではありません。営業時間の変更、移転、電話番号の変更など、お店の情報が変わる日こそが構造化データを直す日だと覚えておいてください。
たとえば
- 飲食店:営業時間・定休日・住所・電話番号・メニューページのアドレスを、店舗情報の形式で入れます。
これだけは確認してください
- Googleのリッチリザルトテストでエラーがないか
- 営業時間・電話番号が画面の内容と一致しているか
- お店の情報が変わったら、構造化データもあわせて直しているか
うちのお店には?
地域密着のお店なら、特に対応しておくのがおすすめです。
ISSYMOでは
すべての商品に店舗情報の構造化データが含まれており、検索やAIの回答で正しく読み取られるようにします。
よくある質問
参考にした資料
最終更新日