はじめる前にDomain Name System · Name server
DNS・ネームサーバー
DNSとは、お客様が入力したドメインを、実際にホームページが置かれているサーバーへつなぐインターネットの住所録です。
お店の名前を伝えると電話番号を調べてつないでくれる「114番」の電話案内(韓国の番号案内)のようなものです。ネームサーバーはその案内窓口にあたります。
もう少し詳しく
ドメインを取得したあと、DNSに「このアドレスはあのサーバーへ送ってください」と書き込んでおくことで、ホームページが開くようになります。これを一般に「ドメインの接続」と呼びます。
ネームサーバーは、DNSの記録を預かっておく場所です。ネームサーバーを別の場所に変えると、それまでの記録が引き継がれないことがあります。特にお店のメールの記録(MX)が抜けると、メールが届かなくなります。
DNSを変更してから、すべてのお客様に反映されるまで数分から、長いと1〜2日かかることがあります。公開日の直前に変えるより、余裕を持っておくほうが安全です。
DNSレコードにはどんな種類がある?
DNSレコードとは、「このアドレスに来たリクエストをどこへ送るか」を書いておく1行のメモです。メモの種類によって、ホームページ、メール、所有確認のように担当する役割が違います。
オーナー様が名前をすべて覚える必要はありません。ただ、次の5つくらいは制作会社と話すときによく出てくるので、何を担当するかだけ知っておくと、設定画面がぐっと身近になります。
1つのドメインには、こうしたレコードが何行も一緒に入っています。ホームページの制作会社、メールサービス、検索ツールがそれぞれ自分のレコードを1行ずつ入れる仕組みなので、ある作業でほかのレコードを消してしまわないよう注意が必要です。
DNSレコード1つには、「名前」と「値」が対になって入ります。名前の欄にはwwwやshopのようなアドレスの前半部分を、値の欄にはつなぎ先を書きます。代表アドレスそのものを指すときは名前の欄に「@」を書くか空欄にするところが多いので、制作会社に教わったとおりに書き写せば大丈夫です。
表は横にスワイプして見られます
| レコード | 役割 | お店での使用例 |
|---|---|---|
| A | アドレスをサーバーの数字のアドレス(IP)につなぐ | 〇〇.krをホームページのサーバーへ |
| CNAME | アドレスを別のアドレスにつなぐ | www.〇〇.krやshop.〇〇.krを別のサービスへ |
| MX | このアドレス宛てのメールの受け取り先を指定 | hello@〇〇.krでメールを受け取る |
| TXT | 文字で書かれた確認情報 | Search Consoleの所有権確認、メールのなりすまし防止 |
| NS(ネームサーバー) | このドメインのレコードを管理する場所を指定 | レコードの管理を別の会社に移すとき |
うちのお店のDNSはどこで管理している?
DNSレコードは、そのドメインの「ネームサーバー」に指定されている場所で管理します。最初にドメインを買うと、たいてい登録業者がネームサーバーを担当しますが、ホームページの制作会社やホスティング会社、別に使っているDNSサービスに変わっているケースも多くあります。
どこが担当しているかを知らないまま登録業者の画面でレコードを直すと、保存はできても実際には何も変わらない、ということが起こります。今ネームサーバーがどの会社になっているかは、登録業者の管理画面やドメイン検索(WHOIS)で確認できます。
たとえばネイルサロンがホームページの制作会社を2回変えていたら、ネームサーバーが最初の会社側にそのまま残っていることもあります。その場合は今使っているところにネームサーバーを整理し、そのアカウントもオーナー様の名義に変えておけば、次の作業がずっと楽になります。
ドメインをホームページにつなぐには?
ドメインの接続とは、ネームサーバーを担当している場所のDNS管理画面で、制作会社から教わった値をレコードとして入力する作業です。ふつう、代表アドレスにはAレコードを、wwwのアドレスにはCNAMEレコードを入れます。
難しい作業ではありませんが、1文字違うだけでつながりません。ご自身で行うなら、制作会社からもらった値をコピー&ペーストし、入力前の画面をスクリーンショットしておく習慣をつければ、間違えてもすぐに元に戻せます。
制作会社から「ネームサーバーを弊社側に変更してください」と案内されることもあります。この場合はレコードを1つずつ入れる代わりに台帳そのものを制作会社側に渡すことになるので、メールのレコードのような既存のレコードを、制作会社が新しい台帳に書き写してくれるかを必ず確認してください。
- 01ドメインの登録業者のサイトにログインし、「DNS管理」または「ネームサーバー設定」のメニューを探します。
- 02今入っているレコードをすべてスクリーンショットするか、別に書き留めておきます。特にMX・TXTレコードは消しません。
- 03制作会社から教わった接続の値(Aレコードの数字のアドレス、CNAMEのアドレス)を確認します。
- 04代表アドレスとwwwのアドレスにそれぞれレコードを入れて保存します。
- 05数時間後、Wi-Fiを切ったスマホのモバイルデータ通信で、両方のアドレスを開いてみます。
- 06アドレスがhttpsで開き、警告画面が出ないことを確認します。
DNSを変えたのに、すぐ反映されないのはなぜ?
インターネットのあちこちにあるDNSサーバーが、以前のレコードをしばらく覚えているからです。この覚えている時間を「TTL」といい、その時間が過ぎてから新しいレコードを取りに行きます。
そのため、同じ時刻でもオーナー様のスマホには新しいホームページが、お客様のスマホには以前の画面が表示されることがあります。ホームページのレコードはふつう数時間で行き渡りますが、Google Workspaceは、メール(MX)レコードの反映に最大72時間かかることがあると案内しています。
公開や移転を控えているなら、変更の1〜2日前にTTLを短くしておくと反映が早くなります。この設定は制作会社に頼めば大丈夫です。
確認するときは、オーナー様のパソコン1台だけを見るのではなく、スマホのモバイルデータ通信、別のWi-Fi、家族のスマホのように、いろいろな場所から開いてみてください。1か所だけで以前の画面が見えるなら、たいていはその端末や回線が古いレコードをまだ覚えているだけなので、少し待てば自然に切り替わります。
DNSの設定を間違えると、どんな症状が出る?
DNSの問題は、ほとんどが「あるものは使えて、あるものは使えない」という形で現れます。症状を見ればどのレコードに問題があるかある程度見当がつくので、制作会社に伝えるときに一緒に話せば解決が早まります。
ネームサーバーを移した後に既存のレコードを入れ忘れると、こうした症状が一度に起きることもあります。たとえばピラティススタジオが制作会社を変えた際、ホームページは問題なく開くのに予約通知メールだけ何日も届かないなら、まずメールのレコードを疑ってみるとよいでしょう。
- アドレスを入力すると「このサイトにアクセスできません」:A・CNAMEレコードかネームサーバーの問題
- wwwを付けると開き、付けないと開かない(またはその逆):片方のレコードが抜けている
- ホームページは見られるのにメールが届かない:MXレコードが抜けているか間違っている
- 自分が送ったメールがお客様の迷惑メールフォルダに入る:SPF・DKIMなどのTXTレコードの問題
- Search Consoleで突然「所有権を確認できません」:確認用のTXTレコードが消えた
DNSの作業でよくある失敗は?
いちばんよくある失敗は、ホームページのことだけを考えて、メールのレコードや確認用のレコードを消してしまうことです。メールのレコードが抜けるとメールが届かなくなり、Google Search Consoleの確認レコードが抜けると、検索データとの連携が切れることがあります。
もう1つは、アカウントのパスワードを複数の会社に使い回して教えてしまうことです。できれば制作会社には必要な作業だけを任せ、作業が終わったらパスワードを変えるほうが安全です。
何のためのレコードかわからないときは、むやみに消さないでください。古く見えるレコードでも、メールのなりすまし防止や検索ツールの確認のように、目に見えない仕事をしていることがあります。消す前に制作会社に一度聞くだけでも、大きな事故を防げます。
- 変更前のレコードをスクリーンショットしましたか?
- メール(MX)・確認用(TXT)のレコードはそのまま残っていますか?
- もう使っていないサービスを指す古いレコードは整理しましたか?
- 作業後に登録業者のアカウントのパスワードを変えましたか?
たとえば
- Google Search Console や Naver Search Advisor で「所有権の確認」をするときに、DNSに確認用の文字列(TXTレコード)を入れることもあります。
- あるピラティススタジオがホームページの制作会社を変えた際、ネームサーバーだけ移してメールの記録を移さなかったため、数日間予約メールを受け取れなかったケースがあります。
これだけは確認してください
- ドメインの登録業者(レジストラ)のアカウントに、オーナー様ご自身でログインできるか
- ネームサーバーを変える前に、今ある記録(特にメールのMX)を控えておいたか
- 変更後1日ほどは、ホームページとメールを一度ずつ確認したか
うちのお店には?
ドメインをホームページに接続するとき、制作会社を変えるとき、お店のメールアドレスを作るときに出てくる言葉です。
ISSYMOでは
すべての商品にドメインの接続が含まれています。接続に必要なDNSの設定は私たちが担当します。
よくある質問
参考にした資料
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